二子玉川の水辺に豊かな風景を醸成する、このたくらみは多くの人々の協力や参加を得て、参加者数でも参加者の満足度でも、予想を大きく超える成功をおさめました。
TAMAGAWA BREWを開催するにあたって、実行委員会が考えていたことがあります。
それは、二子玉川の水辺を管理する政策や法律、条例などと、住民やそこを訪れる人々が望む水辺のあり方との公約数を見つけ、自分たちで新しい「使い方」を提案し実践していくオープンパブリックの先行事例を作るということです。
そして実はこのたくらみは、次には「みんなが使い手になる」ためのトライアルでもありました。
金曜の夕方には、会社からの帰りに足を止めてTAMAGAWA BREWに立ち寄り、焚き火の周りでビールやカクテルを片手に料理を楽しむ姿がありました。

日曜の、兵庫島の木陰にテントを張って多摩川の眺めや林を抜ける風を楽しんでいる家族づれは、TAMAGAWABREWに見事に溶け込んでいました。水辺や公園内でのワークショップやアクティビティにも、近隣のみなさんが参加してくださいました。地域と相互に交流し、風景を作り上げていく試みは確かな一歩を踏み出したところです。
TAMAGAWA BREWはこれで終わったわけではありません。どうか「みんなが使い手になる」ための火をたやさないために、たくらみを続けてまいりましょう。
お待ちしています。

